夢二とガロと高野慎三
2005年 12月 10日
先日、秋山清の「コスモス忌」で高野慎三氏が「竹下夢二と秋山清」という演題で講演したことは、当日のブログに書いた。
で、一昨日、偶然、図書館で「夢二」というヴィデオを見つけた。鈴木清順監督、澤田研二主演。夢二をめぐる彦乃、お葉、巴代の女達がすばらしく美しかった。
竹久夢二についてあらためてじっくりと知りたいと思った。
ところで、高野慎三氏は昔、月間ガロの編集者であった。ついでに図書館の漫画コーナーを覗くと、高野氏のペンネーム「権藤晋」で『「ねじ式」夜話ーつげ義春とその周辺』『ガロを築いた々』
の2冊があって借りて読んだ。ちなみに友達のシバー漫画を描く時は三橋乙椰の名前ーも出ていて嬉しかった。シバってやっぱ、カッコいいなあ!
私は「ガロ」世代である。大学時代、白土三平の『カムイ伝』にはまりやがて、つげ義春へと夢中になって読んだ。上記の高野氏の2冊を読んでいると、あの頃の熱い時代をふつふつと思い出す。それにしても、力のある編集者ってスゴイ!。つげ義春も高野さんの励ましがなかったら、あんなに傑作を産み出さなかったかもしれない。林静一もつげ忠男も高野さんの力が大きい。
高野慎三さんについては私のホームページにリンクを張っておいたので興味のある方は覗いてみてください。
by Satoe-Umeda
| 2005-12-10 14:11