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海と島と人間と・・・・旅が好き!


by Satoe-Umeda
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暖かだったり寒かったり

寒い日は本を読んだり、ヴデオを観たり。
ビデオは黒木和雄監督の「1988tomorrow明日」と「2003父と暮らせば」
「2003美しいキリシマ」とあわせて、黒木の戦争鎮魂歌(レクイエム)三部作のうち
二作を観た。

「父と暮らせば」の解説文ここに写す

第二回読売演劇大賞「優秀作品賞」受賞作品。
いかなる悲惨さの中でも変わらぬ人間の尊厳を市井の名もなき父娘に託して、現代日本を代表する作家・井上ひさしが描く傑作戯曲「父と暮せば」の映画化である。
広島の原爆投下から3年、生き残った後ろめたさから幸せになることを拒否し、苦悩の日々を送る主人公・美津江。  父・竹造に励まされ、悲しみを乗り越え、未来に目を向けるまで4日間の物語。
娘・美津江役には、昨年「たそがれ清兵衛」で数々の映画賞を受賞した宮沢りえ。
父・竹造役には『美しい夏キリシマ』・『ニワトリはハダシだ』等の作品に出演している原田芳雄。
美津江の恋の相手、木下正役に『わたしのグランパ』『座頭市』への出演で独特の演技をみせる浅野忠信。原爆のヒロシマの悲劇を描きながらも、広島弁の父娘の会話には心が和む。
「最悪の状況下でも、人間は常に未来をみている」、原作者・井上ひさしの思いが描かれた感動の映画となった。

うん。いい映画だった。しみじみ。
じ~んといつまでもこころに残る作品。
宮沢りえは凄みさえ感じられほど美しい。この世のものとは思われない。
りえの品格と映像の品格があいまって、その美しさが逆に原爆の残酷さを撃つ。

「明日」の解説文をここに写す。

 TOMORROW/明日」は、“今日”の続きとしての来たるべき“明日”を迎えることができなかった人々の物語である。1945年8月9日、長崎に原爆が投下され、75,000名の人々が爆死、街は一瞬に破壊された。
 この映画は、その前日の8月8日から爆弾投下直前までの長崎の庶民群像、死を運命づけられながらそれと知らない人々の日常ドラマを淡々と描いた作品である。原作は井上光晴の「明日~1945年8月8日・長崎」(集英社文庫)
 戦時下のささやかな結婚式からはじまるこのドラマは、式に列席した人々のそれぞれの出来事を、翌日の朝まで並行的に描いてゆく。恋人たちの別離がある。身ごもった女性の悲しみがある。病気の俘虜を見殺しにした男の怒りがある。そして、運命の日の早朝、難産の末にこの世に誕生した赤ン坊の無心な笑顔がある……。
 ささやかな歓びと秘められた哀しみに生きる無名の人々の群像を追いながら、戦時下の日本人の1日を、見事なまでに再現する。
 出演陣は桃井かおり、南果歩、仙道敦子、馬渕晴子、佐野史朗 田中邦衛、なべおさみ、原田芳雄、長門裕之などがそれぞれ陰影にとんだ好演をきそっている。

そう、「明日」もよかった!
何気ない日々の情景が「明日はもう無い」のに、「なにも知らない」で、営まれている。
いわば監督が「末期の眼」となって淡々と描いている。
小川で魚とりに夢中になってる少年たち。
道端で無心に遊ぶ少女たち。
その朝、ようやく産れ落ちた赤ちゃん。産婦の安らかな顔。
すべてが後、数時間後には、一瞬にして阿鼻叫喚の地獄で惨死する運命にあるというのに。
だからこそ、何気ないその一瞬一瞬が美しい。
美しくて怖い映画である。

本はいろいろだな。
いっぱい、いっぱい読んでる。
今、韓国に凝っている。
「隣の韓国人ー傾向と対策」黒田福美とか
「韓国のおばちゃんはえらい」渡邉真弓とか。
つらつら考えるに私、すごく韓国人の性格に似ている。
とても異国の人とは思えない。
何代目かの前に韓国人の先祖があるに違いない。
韓国、遊びに行こうかなあ!

暖かい日は畑作業。でも昨日はあんまりいいお天気だったのでちょいと鎌倉へ。
外国人がうろうろしてる。
ついお節介を焼きたくなって、いろいろ助けてあげた。
「ありがとう!」のコトバをいっぱいいっぱい貰ったな。
向こうでお世話になってるのだから、お返ししなくては!

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by Satoe-Umeda | 2006-03-16 15:57