旅の詩
2007年 02月 28日
「ゴム園で」
ゴムの樹はすらりと背が高い
そして細い
樹皮を削り
そこから滴り落ちる白い樹液を
お椀のようなもので受けとめる
一本の樹を30年も40年も傷つけ
削り続けるから
太くはなれない
気の遠くなるような時の長さ
けれど わずかなお金にしかならない
ゴムの樹はカオチューク
「涙を流す樹」と呼ばれる
ゴム園は「涙を流す木」が
どこまでも続く林だ
by satoe-umeda
| 2007-02-28 21:38
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2007年 02月 28日
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