海と島と人間と・・・・旅が好き!


by Satoe-Umeda
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5回目

す。」
びっくりしました。こんな同人誌とも言えないような詩誌にはいろうというのですから。
喜んで返事を書きましたら、折り返し、花模様の封筒に入った手紙が届きました。
「拝啓。お手紙拝見。一人で雑誌を出していられるに意気に感じて、葉書を書いたのです。他意はありません。もちろん同人にしておいて下さっても良かったらそうしてください。他人、英麿くんも志願してます。主幹の梅さんは、いばっていてくださらないと困ります。庇を貸して主家をとるのでありませんから、その点を誤解なさらないように。同人費もあてにしていてください。多方面に具合が悪いことがあれば、それも言ってください。文学人同士、ものごとはっきりがいいと思います。今月、できたら来週の木曜日くらいに一度会って相談しましょう。よければ24日、木曜5時、吉祥寺駅、四つ角という(喫茶店)まで、来ていただけませんか」とあり、地図が添えてありました。



つくづくいい手紙だなあと思います。
孫ほどの歳の、それも超無名の小娘に、こういう手紙が書ける詩人がほかにいるでしょうか。
金子さんという方は、つまり詩人なんかという肩書きからも、年寄りとか何とかいう年齢からも、有名無名などというものからも、つまり外側のものから一切自由な方でした。

これは強調しすぎてもたりないぐらいです。
だからこそ、詩壇とは縁のない人達ばかりが集まった「あいなめ」とか、たったひとりで切り盛りしている「うむまあ」にはいられたのです。
私はこの話のはじめから、金子先生とは呼ばず金子さんといっていますが、それは金子さんが、そう呼んで欲しいといわれたからです。
「あいなめ」の同人の人たちにも、「僕のことを別格に扱われては困る。一緒に詩を書いていく仲間ということにして欲しい。だから先生とは呼ばないで貰いたい。自分の呼び方まで注文をつけるのはすまないが、なるべくならば金子さんと呼んでほしい。無理にとはいわないが、みつちゃんとでもなんとでも好きなように呼んでもらっていいが、先生とはよばないで下さい」と、いわれたそうです。
ちなみに金子さんは私のことを「梅ちゃん」と読んだり「さとえちゃん」と呼んでいました。
これは不遜に聞こえたら困るのですが、金子さんの前にいると、本当に伸び伸びできました。卑屈にもならず、背伸びをする必要もない。あるがままの姿でいられました。
これは驚くべき巨大な人格だと思います。

「うむまあ」でも、対談を2回、座談会を2回持ったのですが、1回目は児童文学者の斉藤隆介さん。
「八郎」とか「べろだしチョンマ」とかを滝平二郎さんの挿絵で絵本を書かれた方ですが、「職人衆昔話」
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by satoe-umeda | 2008-01-12 15:38