海と島と人間と・・・・旅が好き!


by Satoe-Umeda
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2006年 09月 02日 ( 1 )

昨日、100円ショップで食器を買った。
ここでは買った後、自分で新聞紙に包まなくてはならない。
私は新聞を10年以上とってない。
それで、なにかの折に新聞紙が必要な時、困る。
だから、このときとばかりに、たった1枚の皿に5枚くらいの新聞紙をくるむ。

帰ってきて、面白そうな記事を読む。
我ながらセコイ!

で、広げてみたら、これが8月15日付けの読売新聞。
スゴイ!
2面ぶち抜きで「東条元首相 最大の責任」の大見出しの文字が躍っている。
「昭和戦争 本紙検証最終報告」とあるから、15日までの記事もあったのだろう。
小見出しの文字が鋭い。
読売記者たちの、今の時代への警鐘の思いがヒシヒシと伝わってくる。

国際感覚欠き開戦」「国力を過信 戦争続行」と。
「人権抑圧 人命も軽視」とあり「昭和戦争は、国際感覚を失って責任政治を忘れたリーダーの手で始まり、そして終わった・・・・

私は一瞬にして、この「東条」という文字を「小泉」と置き換えてしまった。
これらのコトバは今の日本の進みつつある未来そのものだからだ。
いや未来ではない。今日の姿と言いきってもいい。

3面目は「昭和戦争からなにを学ぶか」とあり
「国家間の勢力均衡や世界の潮流を読み誤るとき、国家の将来は危ういものとなる・・・」
第一次世界大戦後、日本は、その危うい縁に立たされてしまった。その最初の過失が満州事変だった。」 「情報偏り、分析も失敗」


なにもかも今とソックリではないか。

韓国や中国を敵に廻しアメリカにシッポを振る。
世界の潮流をあきらかに読み誤っている。
どうして、そんな簡単なことがわからないのかなあ!
あの当時も、ホントはあきらかに間違っているのに、みんな判らなかったのだろうか?

紙面は当時の「議会」について、
帝国議会は、昭和の戦争を追認する機関と化した・・・・」として「1937年(昭和12年)、日中戦争が開始されると、議会は、戦費に関してほとんど審議せず、政府提案を次々と是認した。この審議権の放棄は、太平洋戦争期になると、もはや当然のようになっていった。
38年5月、統制権限を政府に白紙委任する国家総動員法が施行された。はじめは抵抗していた議員たちも、軍などの圧迫の前に屈服して成立を許した・・・・・略・・「もの言えぬ空気」が醸成されていった。


これもほとんど今の国会の姿である。
「もの言えぬ空気」も濃くなりつつある。
「徴兵制度」が国会に挙がったら、なんだかんだあっても、結局、通るだろう。
もう、私はこんな世の中になんの未練もないから、さっさとオサラバするつもりだが、
これからの若い人達は可愛そうだなあ!

戦争といえばとにかく自分も身内も「殺される」かもしれないのだ。
原爆かもしれないし、新しい殺人兵器で。阿鼻叫喚の地獄絵図さながらに。
そのときの恐怖や苦しみが想像できない人達は幸いである。

ところで「世論」とは怖ろしいものだ。
紙面では当時の世論形成に「新聞」が大きく関わったことを総括している。
「満州事変(31年9月)は、日本のジャーナリズムにとっても、大きな分岐点だった。
満州事変後、新聞各紙は、特派員を大勢派遣し、軍部の動きを逐一報道した。それにあおられるようにして、国民は好戦的になっていった
。」

今ならテレビだろう。
テレビが出現した時「国民は一億総白痴化する」といった政治家がいたが
テレビから垂れ流される情報は
今や、国民を「総思考停止化」にして、送り手の思うがままの「世論操作」に
操られ、ハッキリ言って、今の世の中は「好戦的」である。

いつから日本は変りだしたのだろう?
昭和戦争が「満州事変」が大きな分岐点だとしたら、
今のこの事態の分岐点はなんだったのだろう。

私は1995年の「地下鉄サリン事件」と「阪神大震災」だと思う。
あのころより日本人はニヒルになり、
2001年のアメリカの「同時多発テロ」で、アメリカの独裁的、好戦主義に
なんの抵抗もなく追随して、今にいたっている。

次なる戦争の後、
日本人は、その戦争をどう総括するのだろう。

昭和戦争、つまり太平洋戦争に入っていくとき、日本人は
その先が戦没者310万人以上の地獄になることを予想していたのだろうか。
そんなことはありえない。
きっと、「なんか嫌な世の中になっていくなぁ・・・・・」くらいの感じで、
とりあえずの日々の生活をこなして、ささやかな娯楽に喜びをみいだしていたのだろう。
今の私たちみたいに。

いや、特に今の若者は生活していくのが大変だ。
朝から夜までこき使われて、仕事から帰ったら「お笑い番組」でもみなきゃー精神のバランスとれない。思考停止である。なんせ年間3万人の自殺者のでる国である。

私の場合は、タガがはづれたような毎日の殺人事件や、政治の上でも情操操作する、マスコミ連中の手つきををみるだけで、厭世的になる。
なのに、なにも出来ない無力な自分に自己嫌悪。
こうじると、「「鬱」になる。
だから病気予防のため、考えないようにしている。
これも思考停止。

今、私、とても知りたい。
「戦争の始まる前」
そのとき、人はどんなふうに暮らしていたのだろう。

それを考えると少し怖い。


(コメントがとても欲しいです。名前はお好きなように。私がわからない名前の方が面白いかも。パスワードもお好きなように。毎回、変わっても面白いかも)
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by Satoe-Umeda | 2006-09-02 01:40