茶の味
2006年 03月 08日
それは いつも そばに あった
母が死んだ時も
父が死んだ時も
子供が産れた時も
その子供を泣きながら打った時も
死にたいと思いつめた時も
ほっこりと微笑んだ時も
殺人者の食卓にも
殺された者の食卓にも
大地が揺れた夜も
ピカドンが堕ちた朝も
それは いつも そばにあった
人類の 茶の味
それがどんなものか
正確には伝えられない
だが 飲まずにはいられない
日常の味
すべてのできごとは日常のなかで起こる
明日の運命も知らず
今日も茶を飲み干す
母が死んだ時も
父が死んだ時も
子供が産れた時も
その子供を泣きながら打った時も
死にたいと思いつめた時も
ほっこりと微笑んだ時も
殺人者の食卓にも
殺された者の食卓にも
大地が揺れた夜も
ピカドンが堕ちた朝も
それは いつも そばにあった
人類の 茶の味
それがどんなものか
正確には伝えられない
だが 飲まずにはいられない
日常の味
すべてのできごとは日常のなかで起こる
明日の運命も知らず
今日も茶を飲み干す
by Satoe-Umeda
| 2006-03-08 20:18