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海と島と人間と・・・・旅が好き!


by Satoe-Umeda
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翔べ!オッサン!

金城一紀原作「フライ ダデイ フライ」の映画をビデオで観た。

あら筋は「ある日、冴えない中年サラリーマンの娘が理由もなく他校の高校生に顔が変形するほど殴られた。このワルはボクシングチャンピオンで、親が大政治家なので、すべての悪行はもみ消せることをいいことに凶暴の限りを尽くしている。娘はショックのあまりこころを閉ざしてしまう。
父親である”オッサン”は復讐を決意するが、どうしょうもなく弱い。ところがひょんなことから、隣町の高校生がこのオッサンを応援することに。そして一夏を棒にふってボクシングを教える羽目になったのは在日韓国人で高校生の朴。朴は宣言する「闘い方を教えてやろう」
そして、朴の夏休みはオッサンを鍛えるための、凄まじいスパルタ教育で明け暮れる。
応援団の高校生はオッサンがいつネをあげるかカケなんかしてお金儲けしたりするチャツカリしたところもあるが次第に応援もマジになっていく。そして、ついにオッサンは一対一でワルと
決闘して勝つ!オッサンは娘に報告するために走る。その背に朴が叫ぶ。「翔べ!おっさん!」

と、このように大変シンプルであるが、
主役のオッサン役の堤真一と、朴役の岡田准一がすばらしくうまいので、
アッという間に終わってしまうくらい面白い。
岡田准一はあくまで見事なまでにカッコイイし(フアンになってしまった)、堤真一はあくまでも見事なほど冴えないサラリーマン(もとからフアンだった)を演じきっていた。

でもこの二人が「大切なものを守るということはどんなことか、それを取り返すということはどんなことか」を愚直なまでに問いかけ、挑み続ける姿は爽やかですがすがしい。

興味のある方は以下のHPに飛んで下さい。
http://www.f-d-f.jp/site.html

ところで私は最近、韓国づいていて、ビデオをもう一本借りている。
韓国映画「JSA」
知ってるひとは知っているだろう。同じく韓国映画の名作「シュリ」の後に出て、「シュリ」の観客動員数を超えたといわれる。
南北朝鮮分断の重いテーマに真っ向から挑み、話題をよんだ作品。
明日、観よーっと。

もう一本、これは日本映画で日本と在日朝鮮の高校生の物語、井筒和幸監督の「パッチギ」も借りたかったが、残念、借りられてなかった。
この作品、最近、韓国で上映されて評判もよかったらしい。
楽しみだ。

ちなみに私は冬ソナとか、韓国の純愛モノには興味がない。
ヨン様とか・・・キモチワルー・・・・。
それはそうと、こんなに韓国づいたのは茨木のり子さんのお陰。
茨木さんの「ハングルへの旅」は出版されたその年に買ったのに本気で読んでなかった。
今、あらためて読んで、お隣の国、韓国のことがとても知りたいと思っている。
by Satoe-Umeda | 2006-03-18 20:53