海と島と人間と・・・・旅が好き!


by Satoe-Umeda
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連詩「愛の生活」ための詩

連詩のための詩を書く。
今日は雨だったので、詩を書くにはいい天気。


返事        梅田智江   2006.11.11.

一点の雲もなく海は晴れている

朝の空気は特別に透きとおり 
砂の粒々までくっきりと見える

渚には
寡黙な釣り人が 点々といて

白く泡立つ海岸線は
半島の先まで長く伸び

繰り返し繰り返し
引いては寄せる
鼓動のような波の響き

繰り返し繰り返し 
糸を抜いたり入れたりして
海を見つめるひとびと

海からの返事を
辛抱づよく待っていて

陽は輝きながら暮れていき
ひとびとの姿は
浪打際で黒い彫像と変わっていった


ある夜

満月の海の上に
ぽっかりと赤ん坊が浮かんだ
どこまでも波に揺られている

(ずいぶん待たせてしまったね)


コメント

ここまでの詩が、街や林や森みたいだったので、海に飛びました。
それに男と女の話が続いたので、離れてみました。
あえて季節ははっきりとさせませんでした。
ある日、海で釣り人たちを見ていたら、彼らがあまりにも辛抱づよく、
待っているので、(もちろん、魚のアタリを待っているのですが)
私には「海からの返事」を待っているように思えてきて、
田島さんの詩とつながりました。
この詩をまた、次なるランナーの田島さんに投げ返すわけですが、
あんまりいい球でなくてごめんなさいね。よろしく。
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by Satoe-Umeda | 2006-11-11 23:29