海と島と人間と・・・・旅が好き!


by Satoe-Umeda
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

津和野にて

山口線で津和野に。
津和野はなんといっても名前がいい。
その響きだけでロマンチックにさせてくれる。
お椀を伏せたような青野山の麓の盆地にある小さな城下町。
3時間もあれば、ほとんどの見所が見られる。
下の写真は文豪・森鴎外が11歳まで暮らした家。
e0006048_129917.jpg

太鼓谷稲成神社。
城山の麓にある大鳥居から中腹にかけて千本近い赤い鳥居が
山をジグザグに縫って行く。
まるで「赤いトンネル」だ。
内田康夫の「津和野殺人事件」にもでてくるところ。
少しミステリアスな雰囲気。
鳥居は大願成就した人がお礼に建てて、
古いものから破棄されていくのだと宿の人から聞いた。
e0006048_1335523.jpg

e0006048_1294691.jpg

e0006048_130946.jpg

e0006048_1303149.jpg

町の中心地、殿町通り。
掘割には沢山の鯉がいた。
この鯉は食料難に備えて放たれているが、
津和野の人たちは、決して食べないと言う。
6月にはショウブの花が咲く。
e0006048_1305628.jpg

e0006048_1324323.jpg

e0006048_13367.jpg

e0006048_1333284.jpg

津和野カトリック教会。
乙女峠には、キリシタン迫害で36名が殉死した記念聖堂がある。
e0006048_1311496.jpg

殿町の裏通りの路地。
e0006048_1315158.jpg

e0006048_1321547.jpg

津和野に多い普通の家の屋根瓦。
シャチホコがあるところが多い。
これは美意識なのか一種の見得なのか私にはわからない。
e0006048_1341670.jpg

ところで、津和野で失望したことがある。
それは葛飾北斎の美術館が、あまりにも貧しいこと。
所蔵品は多いのだが、展示する壁面が少ないので、その3分の1ほどを
入れ替わりで、展示しているのだと言う。
入り口はそれなりだが、館内はまるで公民館のよう。
額縁も一目で安物と判る。
それに反して、安野光雅(私は画家というより、イラストレーターだ
と思うが)の美術館が、駅前にバンとバカ豪華で、とまった民宿
の主に聞くと、津和野市がその殆どの財政を、まかなったという。
宿に置いてあった「萩と津和野」というパンフレットには
「吉田松陰、高杉晋作、伊藤博文を生んだ萩」
「森鴎外、西周(にしあまねー哲学という言葉を生んだ明治の大哲学者)、
安野光雅を生んだ津和野」
と、紹介されている。
いくら津和野に人材がいないとしても、これは持ち上げ過ぎ。
それにまだ生きている。
私は腹が立ったので、安野の美術館には入らなかったが
作品約4000点、自宅を再現したアトリエ、プラネタリウム、
昔の小学校の教室、ショップといたれりつくせりのよう。
津和野は金持ちの多い町。
なにか政治的な力が働いたのだろうか。
世界の葛飾北斎は儲からないからか!
津和野の文化度がこれで判った。
[PR]
by satoe-umeda | 2007-05-11 01:28